経営者・稲盛和夫から学ぶ!人と信頼関係を築く上で大切なこと3選!
こんにちは!
池藤ともひこです。
最近は雨の日が続き、どこに行くにしても傘が手放せないですね。カラッと晴れて気持ち良く外に出られる日が待ち遠しい気持ちもあります。
ですが、天気や自分の置かれた状況がどうであれ、仕事は最大限やりますし、常に自分自身をセットアップしていくことを心がけています。
さて、先日、僕は経営者・稲盛和夫さんがJALの会長に就任した際に、社員と信頼関係を築くために大切にした関わり方について学ぶ機会がありました。
ここからは、僕の学びを3つのポイントに絞って書かせていただきます。
■物理的にコミュニケーションを取る
稲盛さんはJALの会長として就任した初日から
「とにかく現場に行きたい」
と話し、2日目には羽田空港のリアルな現場を自らの足で歩いて確認されたそうです。
また、社員1人1人に対して
「大変ですが、私も頑張りますから一緒にやっていきましょう」
と、声をかけられたことを知りました。
この行動には社員も幹部も驚き、「この人は本気だ。」と、全員が稲盛さんの愛情と情熱、覚悟を肌で感じたそうです。
稲盛さん自ら、五感を使って現場の雰囲気やそこで働く人の想いを汲み取り、泥臭く社員1人1人と直接コミュニケーションを取る姿勢が、人の心を動かしたのだと思います。
■ポジティブな言葉を使う
稲盛さんの就任当初、一生懸命努力しながらも、「JALを倒産させてしまった」という罪悪感を持ちながら仕事をしている社員も多かったそうです。
そんな中、稲盛さんは、パイロットやキャビンアテンダントだけでなく、整備、貨物、空港のカウンターの社員に対して、今までの努力に感謝し、「再建に向けて一緒に取り組んでいきましょう」と励ましていたと聞きました。
社員が懸命に努力していることも、実際にJALが倒産してたことも、どちらも事実です。ですが、稲盛さんがみていたものは、これから社員と一丸となってJALを再建することであり、そのために社員の仕事に対する誇りを呼び起こし、前を向いて結束していくことが必要でした。
ひたむきに頑張る姿を認め労い、JALを再建するという同じ目標を共有することで、1人1人の心に火をつけ、前向きに取り組むことのできる状態を作ったのだと思います。
■誠実に関わる
信頼を築くために、自分自身の決意を表明することが大切だと思いますが、そこからさらに相手の意見に耳を傾けることが重要なのではないでしょうか。
稲盛さんは、反対意見がでるとまず受け入れ、話をじっくりと聞き、その上で自分の経験からくる思いを自分の言葉で伝えたそうです。
自らの成功体験や知識をひけらかすような行動は一切なく、常に謙虚な姿勢を持ち続け、努力を怠らず、自分の言ったことは行動で示していく。
誰に対しても、自分自身に対しても言葉と行動が誠実であるからこそ、社員や顧客から信頼関係を勝ち得ることができるのだと思います。
■最後に
僕もありがたいことに、今では素晴らしい仲間に囲まれて仕事をしています。
どんなに組織が大きくなっても、どんなに大きな成果を創ったとしても、人との信頼関係がすべての基盤となるということを自身の経験からも学んできました。
稲盛さんが、社員と信頼関係を築いていく上で大事にされてきたことを1つずつ学んで実践し、僕自身も経営者として、人との信頼を育み続けたいと思います。
池藤ともひこ